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喘息(ぜんそく)とは?

<喘息ってどういう病気?>


気管支ぜんそくは呼吸の通り道である気道(気管、気管支)にアレルギー性の炎症が持続的に起こり、さまざまな刺激に対して過敏となり発作性に気道が狭くなることを繰り返す疾患です。

<喘息の症状は?>


咳や喘鳴(ぜいぜい、ヒューヒュー)、呼吸困難などがあり、特に夜から早朝にかけて悪化しやすいのが特徴です。

<喘息の原因は?>


ダニやハウスダスト(ほこり)などのアレルギーによることが多いとされています。

<喘息の診断は?>


①炎症 ②せまさ ③原因 の3つを調べます


・ 気道に炎症があるかどうか


呼気NO(一酸化窒素) 分析」(ナイオックスVERO)


・気道がせまいかどうか


「呼吸機能検査」(マイクロスパイロ)
「気道抵抗性試験」(モストグラフ)


・アレルギーの原因物質(アレルゲン)は何か?


血液検査(IgE, IgE-RAST, 好酸球)」

<喘息の治療は?>


治療は吸入ステロイド薬を主体に行いますが、病状により気管支拡張薬や抗アレルギー薬を併用することもあります。アレルギーの原因が分かっている場合、暴露を避けるなどの環境調整も重要です。ぜんそく発作を起こしている場合は発作薬の吸入を行い、改善がない場合はステロイド薬の点滴や内服を要することもあります。

<ぜんそく氷山>


ぜんそくの原因はアレルギー細胞による炎症(好酸球性炎症)です。炎症の結果、気道が過敏な状態となります。さらに外的な刺激が加わることにより、気管支が狭窄し、呼吸困難や咳、喘鳴などの症状が出現します。つまりぜんそく患者さんでは症状がない場合でも、水面下で炎症や気道過敏性が隠れていることがあるのです。これを表したイメージが「ぜんそく氷山」です。

喘息氷山と気道リモデリング

<気道リモデリング>


自覚症状はぜんそくの病態においては「氷山の一角」に過ぎません。仮に症状がなくてもぜんそくが治った訳ではなく、その背景にある炎症や過敏性をコントロールすることが重要だからです。症状がある時だけ薬を使うなど日々の吸入薬が不十分であると、好酸球性炎症がコントロール出来ず気道過敏性が亢進し気道狭窄を繰り返します。そしてこの状態が長引くと気道の壁が厚くなり硬くなることが知られています。これを「気道リモデリング」といいます。

気道リモデリングは気道過敏性の悪化を起こしぜんそくの重症化を来たします。また一度起こすと元には戻らないこと(不可逆的)が知られています。そのため炎症をしっかりコントロールし、気道リモデリングを起こさないようにするための管理がとても重要と言えます。

<気道の老化>


慢性的な炎症により気道壁が厚くなり硬くなると、徐々に気道が狭くなっていくことを「気道リモデリング」といいました。実は、もともと健常な方でも年齢とともに肺機能は低下していきますが、喘息の患者さんでは経年的な肺機能の低下がより早いと言われています。これは言い方を変えれば気道が早く老化するということです。このため、長期的な治療目標として「気道を硬く狭くしない=気道の老化を防ぐ」ために吸入薬による治療を継続することが大切と考えられます。


<喘息の治療目標>


当院ではぜんそくの治療目標を、「日々の症状があるかないか」だけでなく、炎症をしっかりコントロールすることで「将来のリスクを減らすように管理すること」と考えています。


<関連記事>
・喘息(ぜんそく)検査
・喘息(ぜんそく)発作治療薬
・喘息(ぜんそく)定期治療薬
・喘息(ぜんそく)ハンドブック



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