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葛西よこやま内科・呼吸器内科クリニック

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アトピー咳嗽(がいそう)

<アトピー咳嗽(がいそう)とは>


アトピー咳嗽(がいそう)とは気管支中枢にアレルギー性炎症が起こり、気道壁表層にある咳受容体の感受性亢進により咳が出る疾患です。症状としては夕方~夜にかけての喉のイガイガ感で、中年以降の女性に多く、会話、運動、ストレス(緊張)などにより誘発されやすいとされています。アトピー咳嗽という疾患名の由来通り、アトピー素因(1型アレルギー体質)が診断基準内に含まれています。

<アトピー咳嗽(がいそう)の診断と治療>


アトピー咳嗽は咳喘息と鑑別が紛らわしい疾患ですが、異なる点は「気管支拡張薬が有効かどうか」です。気管支拡張薬は気道平滑筋の緊張を和らげることで気管支を広げる薬です。一方アトピー咳嗽は気道壁の表層にある咳受容体の亢進が原因で起こり、深層にある気道平滑筋は無関係です。従って、理論上は気管支拡張薬は無効となります。治療は抗ヒスタミン薬を用いて行いますが、その有効率は60%程度と言われており、効果不十分な場合は吸入ステロイド、症状が強い場合には経口ステロイドを用いて治療することがあります。

<アトピー咳嗽の実際>


アトピー咳嗽の診断基準では基本的に気管支拡張薬が無効な病態をアトピー咳嗽としています。一方で病態から考えると、気道表層の咳受容体が亢進している病態(つまり抗ヒスタミン薬が有効な症例)と咳喘息(気管支拡張薬が有効な症例)は混在していると思われます。私自身は開業医の役割としては診断名の割り振りがいかに正しいか?ではなく、長引く咳をいかに確実に素早く止めることにあるか、と考えています。当院ではこの考え方に基づき、「咽喉頭異常感(のどのイガイガ感)」があり、アトピー素因が確認された場合(アレルギー性鼻炎などを合併されている場合)には抗ヒスタミン薬による診断的治療を行うこともあります。また逆流性食道炎も喉のイガイガを伴う咳嗽を認めることがあり、同時に鑑別によく挙がる疾患となります。

<アトピー咳嗽とは>

・喉のイガイガ感を伴う咳が特徴でしばしばアトピー素因を認める

・中年以降の女性に多く、ストレスや会話などで悪化する

・気管支拡張薬が無効であり、抗ヒスタミン薬が60%程度奏功する

・効果不十分な場合や重症例にはステロイド(吸入、経口)を併用する

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