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アレルギー性鼻炎,喘息の吸入アレルゲン検査


<アレルギー性鼻炎やアレルギー検査について>

<以前の記事はこちら>

アレルギー検査(IgE)

アレルギー性鼻炎ってなに?

アレルギー性鼻炎の治療


特定の季節だけ鼻汁やくしゃみ・目のかゆみがでる方を季節性アレルギー性鼻炎、1年中通して症状がある方を通年性アレルギー性鼻炎といいます。アレルギー性鼻炎や気管支喘息と診断され、何となくお薬をもらってやり過ごしている方も多いと思います。この記事では主に「吸入抗原」を中心に、どんな検査を行えばよいのかをまとめてみたいと思います。

<気道アレルギー患者(喘息・アレルギー性鼻炎)の検査すべきアレルゲン>


花粉症・アレルギー性鼻炎や喘息などの悪化の原因となるものを「吸入アレルゲン」といいます。空気中に飛んでいる原因物質を吸い込むことによりアレルギーが悪化するため、「吸入アレルゲン」を中心にアレルギー検査を行うことが大切です。ちなみに当院がある江戸川区の立地を地図でみますと大きな河川で囲まれている事が分かります。


例えば江戸川や荒川など河川に接する地域で特に注意したいのは河川敷に自生する植物の影響です。代表的なスギやヒノキだけでなく、雑草についても「イネ科」「キク科」「アサ科(カナムグラ)」などについては、近隣に雑草が生えている場所がある方は調べてみるとよいと思います。通年性(1年中)アレルゲンと季節性アレルゲンを含め、アレルギー検査を行うとよい項目を下記にまとめてみました。

<吸入アレルゲン検査(江戸川区Ver)>

通年性アレルゲンを青、季節性アレルゲンを黒で表記しております。調べておくべき通年性抗原にはダニ、ハウスダスト、イヌ、ネコ、ガ、ゴキブリ、カビがあります。季節性抗原ではスギ、ヒノキ、ハンノキ、カナムグラ(アサ科)、イネ科(カモガヤ、ハルガヤ、オオアワガエリ、ギョウシバ、アシ)、カビ、キク科の雑草(ブタクサ、ヨモギなど)をみておくとよいと思います。保険適応上は13項目までになりますので、上記の組み合わせですと一通り調べることが出来ます。


<吸入抗原により対策は異なる>


スギやヒノキ、ハンノキなど花粉の粒子が細かいものは遠くまで飛散する傾向がありますが、イネ科やキク科などの雑草花粉ついてはそこまで遠くには飛びません。草原がある公園に遊びに行ったり、河川敷近くを散歩する方はしっかり対策を行うとよいでしょう。


<イネ科植物の特徴と対策>


イネ科の植物は道ばたや草地、河川敷に自生しています。カモガヤ、オオアワガエリ、ハルガヤなどが代表的です。オオアワガエリは「チモシー」と呼ばれウサギのえさとして家庭内に持ち込まれることがあります。イネ科アレルギーがある方は注意しましょう。花粉の時期は5-8月頃となります。


<キク科植物の特徴と対策>


キク科の植物は道ばたや草地、河川敷に自生しています。代表的な植物としてはブタクサやヨモギ、タンポポ、キリンソウがあります。花粉の飛散時期は8-11月頃となります。花屋さんで勤務されている方はセイヨウ菊などにも注意しましょう。


<アサ科植物(カナムグラ)の特徴と対策>


雑草によるアレルギーで意外に知られていない植物がアサ科の「カナムグラ」です。アレルギー検査でも行われている方は多くはないのではないでしょうか。カナムグラは本州から北海道まで広く分布し、道ばた、草地、河川敷などに自生しています。花粉の飛散時期は8月~11月となります。


<ハンノキ(カバノキ科)の特徴と対策>


ハンノキは本州にはばひろく分布し、山野の低地や湿地、沼に自生する樹木です。花粉は1月~4月頃に幅広く飛散します。ハンノキ(カバノキ)の特徴は、アレルギーにより花粉植物アレルギー症候群(PFAS)の原因となることです。ハンノキアレルギーがある方は、リンゴやモモなどを食べた時に口や喉がかゆくなるなることがあります。

花粉植物アレルギー症候群(PFAS)とは>

花粉植物アレルギー症候群(PFAS)とは、花粉症がある患者が果物等を食べることにより起こるアレルギーです。花粉抗原と野菜や果物に含まれる抗原の形が似ているため起こります。口腔内の痒みが主症状で、口腔アレルギー症候群(OAS)とも呼ばれています。


いかがでしたでしょうか?ご自分のアレルギーが出る時期や地域に合わせて検査を行うことが大切です。アレルギーが判明したら、個々のアレルゲンに対し適切な対策を行い、症状が残存するようなら治療をうけましょう。

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