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葛西よこやま内科・呼吸器内科クリニック

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サルコペニアって何?

サルコペニアとは加齢に伴う筋肉の萎縮により、機能障害を起こすことを言います。実は、慢性閉塞性肺疾患(COPD)をはじめとする呼吸器疾患でもこのサルコペニアにより、身体機能の低下から寝たきりや要介護につながるケースが非常に多くなっています。

健康寿命とは、簡単に言うと介護を要さない元気な状態です。平均寿命と健康寿命との差は約10年と言われ、この期間が「要介護状態」です。サルコペニアは、要介護状態に至る原因としてとても重要です。

サルコペニアは、加齢だけが原因ではありません。背景にある内科疾患(糖尿病やCOPDなど)、運動不足や栄養不良も原因となります。

慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、喫煙を原因とする呼吸器疾患ですが、上記理由により、サルコペニアを来しやすい疾患と言われています。

レジスタンストレーニングとは抵抗運動、つまり「筋肉トレーニング」のことです。

COPDのガイドラインより一部抜粋し引用させて頂きました。このようにサルコペニアはCOPDにおける併存症の中核に位置付けられており、非常に重要なテーマと言えます。

COPDの診断・治療を例に説明致します。多面的評価とは、つまり色々な方向から疾患を評価するということです。例えばCOPDは呼吸器疾患ですが、心臓や骨粗鬆症、運動能力、抑うつ状態に至るまで、全身を評価し治療管理を立てていく必要があります。

当院では、サルコペニア予防に対し上記3項目を重点的に指導しております。

(ケアネット記事からの抜粋)

この臨床試験では、歩数別に4500以下, 4500-6000-,6000-7900,7900-の4群に分けて、死亡率を観察した試験です。7900歩以上歩いていた群では4500歩以下の群と比較し、死亡リスクが低い傾向にあったとされています。この結果から歩くことが全てとまでは言えないかもしれませんが、歩行するということが少なからず健康に好影響を及ぼすことに異論を唱える方はいらっしゃらないと思います。

健康日本21でも成人/高齢者別に歩数を増やすことが目標として策定されています。具体的には、成人では8000-9000歩、高齢者では6000-7000歩を目安としています。日本人の現状と比べると約1000歩つまり10分~15分程度、追加で歩くことを推奨しているものとなっています。

一方で、身体活動性に影響を及ぼす疾患(例えば呼吸器疾患)を罹患している方では、ここまで歩行をすることは困難なことがあるかもしれません。その場合は現状に即した個別の目標を立てると良いかもしれません。健康日本21では基準の約2割の歩数増加を設定しており、これを当てはめれば上記目標値の設定となります。

レジスタンストレーニング(筋肉トレーニング)については、本稿では詳細を割愛致しますが、環境再生保全機構より出版されております上記パンフレットがおすすめです。(詳細は環境再生保全機構HPをごらんください)

栄養療法はとても奥が深く、この項では語り尽くすことが難しいですが、簡単に言えば「タンパク質」を十分に摂取する、ということにつきます。

加えて、ミネラル等のバランスよく摂取するとよいでしょう。

いかがでしたか?タンパク質を肉だけで摂取するのには無理がありますので、大豆や乳製品等も組み合わせて摂取していくことがおすすめです。運動と栄養を並行していくことが大切ですので、ふだんの生活で意識してみてくださいね。また腎臓が悪い方、糖尿病の方などは食事摂取方法に制限が必要な場合もありますので、事前にかかりつけ医等ご相談することをおすすめ致します。


# サルコペニア

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