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葛西よこやま内科・呼吸器内科クリニック

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小児喘息(ぜんそく)の治療

<小児喘息(ぜんそく)の治療>


小児気管支喘息治療・管理ガイドライン2017では長期管理を行う上での治療目標として、①症状②呼吸機能③QOLの3つを挙げています。治療を行う上では病状の適切な評価が必要です。当院では診察毎に喘息コントロール問診票(JPAC)、問診などによる自覚症状やQOLの評価に加え、診察所見(聴診)、検査(呼気一酸化窒素、気道抵抗性試験)、ピークフローメータによる管理を行っています。通院は1~2か月毎、治療の見直しは概ね3か月毎に行い、治療薬の減量が可能と判断される場合は減薬していきます。また、アレルゲン検査の結果、通年性抗原(ほこり、ダニ)が陽性の場合は寝具回りなどを中心とした掃除を行い、季節性抗原(花粉など)が陽性の場合は、花粉シーズンより少し前から薬物治療を開始することが悪化を防ぐ方法となります。診察時に生活環境の調整についてもゆっくり丁寧にご説明させて頂きます。

独立行政法人環境再生保全機構HP(PDF)

<小児喘息の治療目標>

最終的には寛解・治癒を目指す

症状のコントロール
 発作薬の使用が少ないか、ないこと

呼吸機能の正常化
・ピークフローや呼吸機能検査がほぼ正常で安定
・気道過敏性が改善し、運動や冷気で症状が出ない

QOLの改善
・スポーツを含め日常生活を普通に行うことができる
・治療薬による副作用がない


JPGL2017(一部改変し引用)


<小児喘息の長期管理薬>


①吸入ステロイド薬(ICS)


気道に作用して喘息の気道炎症を抑えます。
副作用予防目的にうがいや吸入後の飲水が必要です。

【DPI(ドライパウダー)】

自分の力で吸う吸入器です。
ある程度の年齢(5-6歳)から吸入可能です。

・フルタイドディスカス 
通常1回50µg、1日2回(最大200µg/日)
*乳糖含有


・パルミコートタービュヘイラー 
通常1回100または200µg、1日2回(最大800µg/日)


【pMDI(噴霧式)】

噴霧式なので、吸気と噴射の同調が必要です。
乳幼児の場合、「スペーサー」を用いての吸入が望ましいでしょう。

・フルタイドエアゾール 
通常1回50µg、1日2回(最大200µg/日)


・キュバール
通常1回50µg、1日2回(最大200µg/日)
*アルコール含有


・オルベスコ
通常100~200µgを1日1回
*アルコール含有


②吸入ステロイド薬/長時間作用性β2刺激薬(ICS/LABA)

吸入ステロイドに加え、長時間型の気管支拡張薬が配合されています。

【DPI(ドライパウダー)】


・アドエアディスカス(100µg)
1日2回・1回1吸入


【pMDI(噴霧式】


・アドエアエアゾール (50µg)
1日2回・1回2吸入


・フルティフォーム (50µg)
1日2回・1回2吸入


③ロイコトリエン受容体拮抗薬(LTRA)

気管支拡張作用と気道炎症抑制作用を有する内服薬です。

・モンテルカスト(シングレア、キプレス)
1~5歳: 4mg細粒 1日1回


6歳~14歳:5mgチュアブル 1日1回


・プランルカスト(オノン)
10%細粒(原量として7mg/kg/日)1日2回


<短期追加治療>

一時的なコントロール不良時に2週間程度まで使用

長時間作用性β2刺激薬(貼付薬:ホクナリンテープ)
1日1枚貼付(0.5mg, 1mg)


<喘息発作薬>


ネブライザーもしくはpMDI(噴霧式)吸入を行います。


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