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葛西よこやま内科・呼吸器内科クリニック

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COPD ②診断と治療

  • 2019年3月6日
  • COPD


<COPDの診断>

診断のためにはまず呼吸機能検査を行います。長期の喫煙歴があり呼吸機能検査で気管支が狭いこと(閉塞性障害)が確認され、その他の疾患(ぜんそくなど)が否定されるとCOPDと診断されます。重症例では胸部レントゲンやCTで「肺気腫」の所見が確認されることもあります。

<呼吸機能検査でみる主な指標>

[1秒量] : 
最初の1秒間で吐ける息の量で、気管支の狭さをあらわします

[努力性肺活量]:
肺の大きさをあらわします

[1秒率]:
「1秒量 」/「努力性肺活量」 で計算される指標で、ご自身の肺の大きさに対し気管支がどれくらい狭いかの指標です。気管支拡張薬吸入後の1秒率が70%未満で「閉塞性障害」つまりCOPDと診断されます。

<COPDの治療>

「禁煙」

治療で最も大切なのは「禁煙」です。まずは下の表をご覧下さい。

この表は喫煙による肺機能の経年的な変化を表したもので、縦に「肺機能」、横に「年齢」を表しています。一番上が「非喫煙者」の経過であり、赤い線が「喫煙」をされた方の経過です。(喫煙による肺機能低下には個人差がありますのであくまで1例です)喫煙を開始すると肺機能の低下が急峻となります。そしてある程度の期間喫煙すると肺機能が低下し50%のあたりになると労作時の息切れが出現してきます。ではこの時点で禁煙をしてももう遅いのでしょうか?実は禁煙開始後より肺機能の低下が健常の方と同様に緩やかになります。また気管支拡張薬の吸入を併用することで更なる肺機能の改善も期待できます。しかし喫煙を続けたまま吸入薬を続けていると、根本的には肺機能の低下が避けられないことがお分かりいただけると思います。

禁煙はいつ開始しても遅すぎるということはありません。


当院では禁煙外来も設置しておりますので、禁煙をしてみたいという方はどうぞお気軽にご相談ください。

<COPDの治療目標>

・症状(QOL=生活の質)の改善
・運動耐容能(運動出来る能力)の改善
・身体活動性の向上と維持
・将来のリスク(増悪、全身併存症)の軽減

症状や運動耐容能、身体活動性を改善・向上させるために重要な治療薬が「気管支拡張薬」です。主に吸入薬で「短時間作用型」「長時間作用型」があります。

⚫「短時間作用型」
即効性があり、20-30分程度効果が期待出来るため呼吸困難時に頓用で使用します。

⚫「長時間作用型」

LABA(長時間作用型β2刺激薬)」
LAMA(長時間作用型ムスカリン受容体拮抗薬」
LABA/LAMA配合剤」

の3種類があります。

症状や肺機能に合わせて薬を選択しますが、近年では同じ薬効内でも様々なデバイスが選択出来るようになってきました。当院では画一的に薬を選択するのではなく、患者さん個人の状態(肺機能・年齢・趣向理解度など)に合わせ適切な吸入薬を提案し正しく使用出来るよう指導致します。

⚫「将来のリスクの軽減」

COPDは長期的にみると併存症の治療・予防がとても重要となります。その中でも特に強調したいのは身体活動性低下や低栄養に起因する「サルコペニア」(加齢による筋肉の萎縮)と「骨粗鬆症」です。薬物治療により呼吸困難感や運動耐容能を改善させ、運動療法(リハビリテーション)や栄養療法により筋肉や骨の機能を維持することは将来の寝たきりや要介護状態への予防にもつながるためとても重要です。また骨密度検査を行い骨粗鬆症と診断された場合には適切な治療を受けることも重要です。その他、感染予防のため予防接種(インフルエンザ、肺炎球菌)なども有効とされています。





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