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骨粗鬆症

現在日本では平均寿命が延長している一方で、健康寿命との差(約10年)があり、要介護状態となってしまうことが問題となっています。

では何故要介護となってしまうのでしょうか?実は、骨折・転倒が結構多いことがお分かり頂けるかと思います。骨粗鬆症による骨密度低下に加え転倒が加わり、骨折を起こしてしまった結果、要介護状態におちいってしまうのです。

骨粗鬆症は女性だけの病気でしょうか?

実は内科の病気でも骨粗鬆症のリスクとなることが分かっています。


内科疾患で骨粗鬆症のリスクとなることがある疾患を記載致しました。呼吸器内科の分野では「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」や「ステロイド内服(喘息の治療として行うことがあります)」、「喫煙」「不動(サルコペニア)」などが該当します。

骨粗鬆症の原因を考えると、骨強度の低下=骨密度低下+骨質の悪化の2要因があります。例えば、女性の方では女性ホルモンであるエストロゲンが年齢とともに低下することにより、骨密度低下につながります。一方で、COPDや糖尿病をはじめとする生活習慣病では、酸化ストレスを介して骨質の悪化を起こします。このように、様々な病態で骨が弱くなってしまうことがお分かり頂けるかと思います。

ステロイドによる骨粗鬆症は、特に注意が必要です。骨密度が低下するだけでなく、骨質も低下し骨折のリスクが増加するからです。例え少量・短期間であってもリスクは無視できませんので、可能な限り避けるようにすることが大事です。例えば、喘息であればしっかり吸入薬を使い、なるべくステロイド内服が必要な発作を起こさないようにする、などです。

くりかえしになりますが、内科の疾患をはじめリスクファクターをお持ちの方はまず骨密度検査を受けましょう。骨粗鬆症と診断されたら薬物治療が必要ですが、薬だけでいいのでしょうか?

ご覧の通り、薬だけでは効果に限界があることが分かっています。特に強調しておきたいポイントは、「転倒をいかに予防するか」ということです。転倒は筋肉が弱って起こる、いわゆる「サルコペニア」が原因で起こることが多いからです。(サルコペニアとは、加齢に伴う筋肉の低下や萎縮により、運動機能が障害されていることを言います。)

この表をごらんください。実は、サルコペニアと骨粗鬆症には密接な関連があり、骨粗鬆症を併発している方の多くはサルコペニアを合併しているということがお分かり頂けるかと思います。

繰り返しにはなりますが、サルコペニアとは加齢性の筋肉の萎縮と運動機能が障害されていることを言います。では何故サルコペニアになるのでしょうか?実は、加齢に加え、「運動不足」や「栄養不良」が加わることにより起こると言われています。

骨粗鬆症のお話をしてきましたが、サルコペニアも併せて治療することが大事であることがお分かり頂けたかと思います。それぞれのリスクファクターは共通です。起こってしまってから改善するのは困難ですので、早めに予防していくことが重要です。予防するには「疾患の治療」「運動」「栄養」の3つが大事になります。

運動については少々補足をさせて頂きたいと思います。運動には「有酸素運動」と「抵抗運動(レジスタンス運動)=筋トレ」があり、両方組み合わせて行うことが効果的とされています。まずはご自分の活動量を把握して、現在の歩数×1.2倍を目安に歩行をしてみましょう。筋トレは「2-3」がキーワードです。「週2-3回」「2-30分」「2-3割の負荷」をかけて行うと効果的です。


#骨粗鬆症 # サルコペニア # ステロイド性骨粗鬆症 # COPD

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