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第6回総合アレルギー講習会に参加

  • 2019年12月15日

こんにちは。
院長の横山です。
12/15(日)に横浜で行われました第6回総合アレルギー講習会に参加して参りました。

総合アレルギー講習会は、アレルギー専門医の育成と教育を目的とし、呼吸器内科分野のみならず、膠原病、小児、眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科に至るまで多様なアレルギー疾患に関する知識をUpdateする場としてとても重要な講習会です。

私自身が臨床で最も遭遇する3つのテーマについての講演について気になるTopicsをまとめました。
ご興味のある方はぜひご覧ください。

<高齢者喘息> 近藤えり子先生(藤田保健衛生大学)

<高齢者の吸入操作>
・記銘力の低下
・手指筋力,触覚の低下: pMDIを噴射できない, 蓋が開かない
・肺機能の低下:吸気流速が保てない
・視力の低下:カウンターの数字が見えない
・最大吸気流速低下、手先の器用さの低下、噴霧と吸気の同調不良、手指筋力の低下に対し、
pMDI+スペーサー(噴霧補助器具)が望ましい
・吸入ステロイドの必要性:ステロイド薬への抵抗:1/10の投与量ですむ
・pMDIは外気を取り入れるので、吸入口を歯で軽く咥え、口角に隙間を作る
・DPIは隙間を作らず、密着させて勢いよく吸入する
・うがい:口の中3回、喉の奥3回ずつ、ICSであってもそうでなくても行うで統一する
・使用前にも飲水し、口をぬらしておくと、うがい後に薬がはがれやすい
・うがい後にも飲水、食事をすすめる
・白内障→レルベアのカウンターぐらいしかみえない
・pMDIであっても吸入補助器具を使用する

<ステロイド抵抗性喘息> 權寧博先生(日本大学)

・ICS/LABA でWell controlを達成できた割合:8割(Bateman et al AJRCCM 2004)
・Well controlを達成できない患者に対しOCSが有効な患者と無効な患者がいる
・ステロイド抵抗性の定義:
1秒率<70%,SABAによる気道可逆性あるが、OCS 0,5mg/kgを10-14日間内服しても、
気管支拡張薬使用前の1秒率の改善が15%未満であること
・真のステロイド抵抗性とは
手技、アドヒアランス、環境、併存症、合併症が管理されているかどうかを除外できているか?
増悪因子は?併存症、合併症は?その他紛らわしい類似疾患は?
・ステロイド受容体 GRα(活性),GRβ(抑制)
・HDAC2活性(炎症を抑える)・・・喫煙により活性が低下する
・テオフィリン:HDAC2活性をあげる
・p38MAPK阻害薬:治験中
・IL-17,non Type2
・真菌感染によりIL-17↑→治療抵抗性?
・TSLP,STAT5がステロイド抵抗性に関与

<咳喘息と慢性咳嗽> 新実先生(名古屋市立大学)

・喘鳴の有無(深夜・早朝の喘鳴)、強制呼気時の喘鳴、Xpで異常がないかを確認
・慢性咳嗽の原因としては咳喘息、GERDが最多
・鎮咳薬は乾性咳嗽へのみ処方

<CVA>
・気管支拡張薬が特異的所見
・アトピー素因(半数がAR)
・症状の季節性がしばしば
・Cut off FeNO29、しかし感度低いので、陰性例に注意
・8週間以上持続、β2有効、気道過敏性、季節性、夜間~早朝の症状
・CVAへのICSは典型的喘息への移行防止効果 Masumoto H Jashtma 2006
・難治例ではLAMA追加も有効:咳受容体感受性の改善

<GERD>
・下部食道→迷走神経反射 一過性LES弛緩(TLESR)が原因
・食前食後、会話、就寝直後、上半身前屈などで惹起
・昼間の咳:食道症状が少ないタイプと夜間に咳が多いタイプの2つがある
・咳嗽がひどいときに、咳と逆流の自己永続サイクルが起こる

<副鼻腔気管支症候群>
・好中球型の慢性副鼻腔炎
・膿性痰(湿性咳嗽)
・肺炎球菌、インフルエンザ桿菌などがしばしば
・EM400-600 mg、効果乏しいか、副作用 →CAM 200-400

<感染後咳嗽>
・自然経過で徐々に軽快すること
・しかし他疾患の合併(CVAなど)を否定するものではない

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