2022.11/24(木)
COPD(慢性閉塞性肺疾患)に関する講演会に座長として参加致しました。
演者の放生先生はテーマ毎に分かりやすく、メッセージ性がある講演をされるため毎回楽しみに聴講をしています。今回の講演では生活習慣病に潜むCOPDを「どのように診断・治療するか」「なぜ治療すべきなのか」を非常に分かりやすく講演頂きました。
<講演メモ>
・健康寿命と平均寿命には約8年間程度の差がある
・健康寿命をどのように伸ばしていくかは高齢化社会におけるメインテーマ
・COPD(慢性閉塞性肺疾患)は気流制限と活動量低下により生活の質を低下させる
・増悪を繰り返す場合は予後が不良であることが知られている
・併存症(循環器疾患など)を複数有すると予後不良な可能性がある
・そのため、早期からの診断・治療が望まれる
・高血圧など生活習慣病を罹患している患者の中には診断されていないCOPD患者が相当数含まれる
・COPDに高血圧、糖尿病、脂質異常症などを合併すると死亡率のリスクがかなり上がる
・「かぜをひくと治りにくい」など感冒を契機とした軽症のCOPD増悪を見逃さないことが大切
#COPD
#慢性気管支炎