2025.3.30に福岡で行われました重症喘息に関する講演会に参加致しました。
この講演会では「重症喘息」「好酸球性副鼻腔炎」「多発血管炎性好酸球性肉芽腫症(EGPA)」の3疾患に対し、「抗IL-5抗体(メポリズマブ:ヌーカラ)」について、呼吸器内科専門医、膠原病内科専門医、耳鼻科専門医の講演が行われました。好酸球やIL-5は様々なアレルギー疾患のメカニズムに関与する重要な生体物質であり、疾患の原因となっています。近年「生物学的製剤」の登場により、好酸球やIL-5といった生体物質を制御することにより疾患のコントロールを行うことが可能となっており、全身性ステロイドを減少させることによる有害事象を予防することも可能となります。一方、高額医療となるため「自己負担金額」がネックとなることが多いようです。「好酸球性副鼻腔炎」や「EGPA」は国の指定難病であり、申請することで医療費の減免を図ることが可能です。このような点から各分野における専門医への受診・診断・治療が重要と言えます。
プログラム:
1)keynote 好酸球性疾患に関する総合アプローチ:重症喘息、CRSwNP、EGPAにおけるIL-5の役割
昭和大学 相良博典 先生
2)EOS/IL-5から考える鼻茸を伴う萬世副鼻腔炎への新たな治療戦略
福井大学 藤枝 重治 先生
3)J-Real-Mepo試験からみた重症喘息に対するメポリズマブの位置付け-目指そうClinical Remission-
帝京大学 長瀬 洋之 先生
4)EGPAの病態におけるEos/IL-5の役割~メポリズマブの位置づけ2025 update~
大阪公立大学 渡部 龍 先生
#重症喘息 ECRS #CRSwNP #EGPA #J-Real Mepo試験 #好酸球 #IL-5 #メポリズマブ:
【講演会参加】重症喘息に関する講演会 Mepolizumab National Conference
2025.03.30