2024.11.19 に行われましたCOPDに関する講演会に演者として参加致しました。
以下、聴講録及び講演録となります。
ご興味がある方はぜひご覧ください。
Session1 「今と未来を見据えたCOPD診療Up to Date」 多賀谷 悦子 先生
・COPD予後に影響を及ぼす要因
・COPD患者はセデンタリー行動(座位、臥位)が長い
・1日の歩数と炎症マーカーの関係:CRP/IL-6と活動性は反比例する
・運動による肺気腫形成の抑制効果
・アイリシン:認知症や骨粗鬆症と関連, 運動と関連
・薬物治療, COPDの息切れの指標(MRC), CAT(>10かどうか),ABE分類
・GOLDのガイドラインによる好酸球別のICS推奨
・ACO(ぜんそく-COPDオーバーラップ):女子医大の自験例ではCOPDの中の28.4%
・COPD病気分類が重症となるほどACOの割合が大きい
・増悪頻度、SGRQとACOには関連がある
・血中好酸球数と増悪発生リスクの関連(ECLIPSE STUDY)COPD安定期における血中好酸球数は増悪発生を予測
・血中Eo<2%,>2%でトラフ1秒量の経年的と関連あり
・Eo<4%, 300cells/μl: Eosinophilic COPD:IgE, FeNOで差があり, 中等度/重症増悪が有意に高い
・中等度の増悪:Eo,FEV1,心血管イベント既往
・E-COPDにおけるICS治療介入後のイベント:ICS投与により心血管イベント抑制
・CREDO-Kyoto試験:COPD合併により全死亡、心血管死につながる
・Kronos試験サブ解析
・COPD増悪後、早期開始群vs 遅延開始群:入院, ERにおける増悪頻度は早期群で少なくなり、医療コストも低減する
・トリプル療法の対象患者
・未治療の患者:好酸球高値、喘息病態合併、入院歴あり、中等度の増悪が2回/年以上、重度の閉塞性換気障害
・健康日本21におけるCOPDの位置づけ~死亡率の低減
Session2 「Treatable Traitsを考慮した診断と治療~このような症例、どのように治療されますか?~」
・未治療のCOPD増悪に対しICS/LABA/LAMA3剤配合剤による治療を行った一例
#COPD
#COPD増悪
#ICS/LABA/LAMA
#ビレーズトリエアロスフィア