2023.6.29 喘息診療におけるSDM(シェアードディシジョンメーキング)の実践と題して講演を行いました。本講演は気管支喘息の知識そのものよりも、患者さんとの向き合い方を主眼においた講演を行っています。SDMとは「医師と患者の双方向性の理解のもとに医療を行う」という考え方をいいます。以下講演要旨となります。
□喘息患者の治療継続率は他疾患と比較し低いことが報告されている。
□Sheared Decision Makingとはbest research evidenceに基づき、患者と医療者が共に参加する共同意思決定であり、実践することで治療アドヒアランスの改善や患者満足度の向上につながることが期待される。
□医師が患者の症状を詳細かつ客観的に評価し情報共有することで治療目標に対する医師-患者共通の基盤が構築されSDMにつながる。
□喘息発作の有無だけでなく、客観的指標である「ACT」や「咳嗽の有無」「併存症」にも着目し、Total controlを目指す全人的医療を心がけたい。
【講演会演者】喘息診療におけるSDMの実践(GSK)
2023.06.29