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【講演会演者】TRIANGLE3 重症喘息の寄与因子を考える

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024年9月10日に行われました講演会TRIANGLE3~重症喘息の寄与因子を考える~に演者として参加して参りました。

所感ですが、session1で行われました、日本大学 丸岡先生による「重症喘息の心理学的因子」についての講演を聴講し、「いかに自分が心身医学的アプローチについて無知であるか」初めて当直をする日の研修医の様な気持ちとなりました。一人一人の患者さんと向き合うことの難しさと重要性を改めて噛みしつつ、どうアプローチしていくのか、今後の診療の課題と認識しました。
以下聴講録になります。

●Opening Remarks 重症喘息治療における患者さんの意思決定支援とは 横山 裕
・患者さんの意思決定支援を行うためにはどのような情報伝達が重要なのかを概説

●Session1 重症喘息の心理的因子を考える
□ 同愛記念病院 荒井 先生
・症例提示
・日本語版ナイメーヘン質問票(JNQ)>23点で気道炎症以外の原因による増悪を疑う

□ 日本大学病院 丸岡 先生

・喘息病態における心身相関
-dysbiosisとストレス
-脳と免疫系
・ILC2と神経系因子のクロストーク
・重症喘息病態は脳白質の神経炎症、神経変性を誘導する可能性がある
・失感情症(感情を表出できない患者)
・Dysfunctional Breathing Depiazzi et al Breathe
・日本語版DBスクリーニング問診票:ナイメーヘン質問票 日本人は19点
・Kotera J Allergy Clin Immunol Glob 2024
・ACT低下とDBとの関連
・喘息QOL低下とDBとの関連
・DBは喘息難治化に関与する
・DB:台風頭痛や呼吸苦との関連
・予期不安→自律神経系へ影響
・Ito et al J Allergy Clin Immnol 2024:喘息に併存するFDの臨床意義
・心身医学的アプローチの実際
・ガイドラインに沿った適切な治療(教育)
・治療効果が出たときに実感してもらう
・ラポール 心身相関への気づきと心身医学的アプローチへの動機づけ
・治療的自己→医師そのものが治療
・生活指導
・面接による指示的療法
・自律訓練法によるリラクセーション 過緊張調整、自律神経調整
・交流分析による性格、対人関係の理解と調整→患者特性を知る
・認知行動療法による認知のゆがみの是正と適切な行動パターンの構築
・喘息日誌や検査結果などをもとにした認知のゆがみ是正
<丸岡秀一郎 ストレス・不安・抑うつ プライマリケアにおける喘息と合併症の管理 日本医事新報社2020>
・体位性頻脈症候群(POTS)・・・マスト細胞活性化が関与?
・免疫人化マウスを用いた脳人マスト細胞の機能解析
・Breathe-J DB 多施設共同研究 
・Breathe-VQ
・BiPAT 1分呼吸してもらい、パターン化して計算する


●Session2 寄与因子に再注目!テゼスパイアだからこそできる治療
□ 神楽坂アレルギーといびきのクリニック 山田先生
・テゼスパイアが適する患者像について
・気道過敏性と増悪因子に着目した治療

#重症喘息
#生物学的製剤
#テゼスパイア
#意思決定支援
#心身医学

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