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【講演会聴講】GSK Ashtma and Vaccine Year-end National Conference in Hakata

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2022.12.4(日)に行われた喘息と帯状疱疹ワクチンに関する講演会に参加しました。

興味深かったのはDiscussionにおいて行われた聴講者のアンケートで、喘息患者さんの症状に関する問診項目の数や喘息治療のStep downを行っているかどうかの意見が大きく割れたところでした。松永先生らが報告されたSECONサーベイでも、医師の主観的評価と患者評価型問診票による評価に差が見られ、医師による主観的評価では、喘息病態の過小評価が行われていることが示唆されています。我々臨床医は例え限られた診察時間内においても、客観的かつ十分な問診による病態評価を行うことが喘息患者さんの適切な評価および適切な治療につながるのではないかと改めて思います。

以下、個人の聴講録となりますので、ご興味がある方はご覧ください。
(内容につきましては正誤性含め医学的な保証を致しかねますことをご了承ください)

①帯状疱疹予防の重要性について考える

・帯状疱疹は空気感染することがある
・高齢者では水痘ワクチンによる予防効果が不十分である
・帯状疱疹後疼痛は内服治療を行っても十分な効果が得られない
・ワクチンの予防効果は一般的に80%程度あれば優れていると言われているが、シングリックスは10年間の経過で予防率は経年的に低下するが80%程度の予防効果が期待できる。

②喘息治療導入時におけるトリプル製剤の有用性

・肥満(BMI高値)喘息のメカニズムには皮下脂肪などに含まれるレプチンが関与する他、胸郭や気道狭窄など解剖学的なメカニズムが関与している。
・インスリン暴露(血中インスリン濃度高値)は気道収縮や喀痰などの原因となるアセチルコリンの放出を介して喘息コントロール不良につながる

③喘息治療におけるStep up/down を考える

・気流閉塞は喘息増悪の独立した予測因子である
・喘息重症化の病態にはアセチルコリンを含む、神経の可塑性が関与している。
・喘息のStep downは、直前の吸入試用期間が長い方が失敗しにくい
・3剤配合剤導入後は少なくとも3~6か月は維持しStep downを検討した方がよいだろう

 

 

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